<本記事はPRを含みます>
この記事の想定読者
障害者雇用で働きつつも、「がんばって給与アップさせたい!」と思う全ての人に向けて書きました。
今の会社に転職して約1年。
契約更新が迫った今、直々に給与アップの話が出て、年収換算すると30万円でした。
転職の際、使ってきたサービスがdodaチャレンジです。
先取り結論!なにをやったか
・任される仕事を他の社員の5倍の速さで処理した
・自分から手を挙げ、新しい仕事を取りに行った
突き詰めると、この2つだけです。
どうやったら正確性を担保しつつも、処理スピードを上げられるか?を常に考えていました。
職場のここは直した方がいいと思ったことは上司に改善提案し、信頼を得ていきました。
私の働く環境
雇用契約を結んでいる会社は、社員数2000を超えの上場企業。
本格的に障害者雇用に乗り出したのは最近のようで、まだまだ整備されていない状態です。私はフルタイムの通勤型で、契約社員として勤務しています。
そんな大企業ですが、障害者用に職場が切り離されていました。
学校で例えると、普通のクラスに混じって勉強するのではなく、別クラスでの少人数で勉強する感じでしょうか。
私含めて数名しかおらず、上司1人のみ健常者で他のメンバーは障害者でした。人事評価は、上司の上の「普通のクラス」の課長が行う形です。
仕事内容は極めて単純で、各種書類のスキャン、データ登録作業などがメイン。
業務指示は基本的にメールやチャットの文字ベースで、業務量も無理のない範囲で上司が調整します。
同じ障害者枠で働く社員メンバー(以下メンバーと呼びます)は、上司も手を焼く曲者ばかり。
正直な話、社会人マナーやモラルの概念がなく、障害特性を爆発させていました。
そんな環境に怒りと呆れを持っていましたが、だからこそ、のし上がるチャンスだと感じました。周りと差をつけて評価を取りに行ける絶好のチャンスだと考えました。
どうやって交渉したのか
まず大前提として、「給与を上げる気がある会社なのか」はマジで大事なところ。
「法定雇用率さえ達成できればヨシ!」な会社が多いんです。
私は、事前に「健常者同様に活躍したい。ゆくゆくは正社員登用を目指すことは可能か」なのかを入社前の面接で確認していました。
入社後、まず考えたのはどうやって正社員を目指すか。
結論から言うと「上司の役に立つ」ことを目標にしました。
給与が上がったり正社員になれたりする状況は何だろう?
会社からこの人は役に立つ、会社に利益をもたらすと認められた時?
役に立つと評価をするのは誰だろう?
仕事の指示や課長に報告するのは、上司
じゃあ、上司の役に立って課長に「助けられています」と報告してもらえるようにしよう
思考イメージは上記の通り。
それから先は、与えられた仕事の質(正確さ・スピード)を高めていきました。
また、上司に困りごとややってほしいことをヒアリングして解決していきました。
定期的に面談が設定されているので、
・正社員を目指していること
・仕事の成果に対するフォードバックをもらう
・職場の改善点の共有や上司の困りごとのヒアリング
上記を忘れずに行いました
いまある仕事の最適化
実際に「君のココが良いから給与あげるよ」と評価をもらったわけではありません。
ただし、メンバーの誰よりも仕事ができるし、頑張ってきたと堂々と言えます。
やってきたこと多くありますが、
・任される仕事を他の社員の5倍の速さで処理した
・自分から手を挙げ、新しい仕事を取りに行った
前途した通り、突き詰めればこの2つのみです。
ただ、与えられた仕事をそのままダラダラやってもそれは「作業」。
作業ばかりしていてはいつまでも正社員にはなれません。
周囲のメンバーよりも差をつけるためそれ以外の何かが必要でした。
今ある仕事に加えて私にしかできない(言い換えれば私しかやるぞと思わない)仕事を自ら「やります!」と手をあげようと考えました。
が、その前にやることがあります。それは、新しい仕事をやるために今の仕事の最適化です。
極端な話、A業務の工数が1時間かかっていたとして、10分に短縮できれば50分間の時間的余裕が生まれます。
私の職場とその仕事は、道に例えれば、整備されていない獣道のような状態でした。草を抜いたり、砂利を敷いたり、コンクリートで舗装したりと「整備された道」にするのがまずは第一ステップと考えたのです。
私には最強の相棒、AIチャットがいます。
プログラミングも、Excelの関数も詳しくないけど、AIがいれば無数にアイデアが形になります。
うまく使いながら「整備された道」を作っていきました。
【5倍の速さで処理するためにやったこと】
・よく使う単語は登録し、入力スピードと正確性をアップ
・セルフダブルチェックの実施
・イヤホンで不快な音をシャットアウト
・適度な休憩
・PCとモニターで2画面にして物理的な作業スペースの確保
・明らかに効率が悪い業務の効率化
・プログラミング
・不明点を完全になくして仕事に迷いがないように準備
「これでいいのかな?」と不安に思いながら仕事をするとスピードはガタ落ちになります。不明点は徹底的に上司に確認し、集中して仕事ができる環境を整えました。
単語登録や、プログラミングも使いながら作業時間の短縮も行なっています。
重要なのは、「より早くより正確に」を常に心がけて行動すること。退屈なルーチン作業も、見る角度を変えればクリエイティブな「仕事」になり得ます。
取りに行った新しい仕事
仕事の最適化が徐々に形になるにつれ、他のメンバーの誰もがやっていない新しい仕事を取りにいきました。
ここで重要なのは、ニーズに応えること。
ニーズとはつまり、「上司の困りごと」です。
例えば、上司が「海に行きたい」と考えているのに、
「絶対山を目指すべきだ」と登山グッズを揃えて山行きましょう!と言ってもダメなんです。
海に行くために、何が必要なのか。
車で行くのか電車でいくのかで荷物の量も変わります。
北海道の海なのか、沖縄の海なのか、目指す海によっても過ごし方は変わります。
海でのんびりするのか、マリンスポーツでアクティブに過ごすのか、ここも重要です。
当然もっていくものも変わります。
「図やイラストを使ったわかりやすいマニュアルを作ってみたいのですが」
「黄色マーカーは不要かもしれません、赤マーカーがあれば十分では」
「質問ばかりで時間が取られるのであれば、マニュアルにしてメンバーに使ってもらうのはどうでしょう」
上司にヒアリング→提案→叩き台作る→提案→修正しながら形にする
これを繰り返しました。
【取りに行った新しい仕事】
・Excel管理表の作り直し(工程手順の可視化)
・業務マニュアルの作り直し(パワーポイントで作成)
・作業管理表の作成
・PC機器などの「突然PCの電源が落ちた!」などに対応するマニュアル
・消耗品管理方法の改善
私が考える給与アップコツ
前提として、障害者雇用の給与アップはかなり難しく、珍しいです。
今の会社は障害者雇用として4社目なのですが、
他の3社は1円も給料が上がることもなく、正社員のせの字の話もありませんでした。
やはり、「給料を上げる気がある会社選び」はとても重要です。
その上で、「会社から必要とされる社員になる」ために自発的に行動を起こすこと。
「うちの会社、まったく上げる気ないかも・・」と思った方もあきらめないでください。
・そもそも求められている成果をこなせているのか
・努力の方向性が間違っていないか(海に行こうとしているのに自分だけ山に行こうとしていないか)
・体調管理はできているのか
つまり、給与アップ以前の問題かもしれないからです。
「いや、私は仕事もできてるし、自発的に動けてる。会社にとって役に立ってる」と自信を持って言えたならば、どうかそのまま努力を続けてください。
仕事に対して真剣に向き合ってきた姿は、必ず見ている人がいます。
なんなら自分が1番見ています。
仕事の中で得た経験は、仮に今の会社で報われなくとも、転職活動時の強力なアピールポイントになります。
「お金だけもらえればいいや、適当にやろっと」
と甘い考えの社員は遅かれ早かれ契約を切られ、他の会社にも「うちは間に合ってます」と言われる未来が必ず来ます。
なぜなら少子高齢化で不要な人材を雇う体力はどんどん削られいくのが確定しているからです。
今できることを全力でやること。これが大切です。
障害特性の配慮と業務量アップのバランス
仕事の量が増えれば、体や心の負担も増えるのが普通。
ましてや障害を持ちながら仕事をする私たちはどうしても負荷がかかるとできないこともあります。
私の場合、聴覚過敏が1番負担でした。
人より集中力がある一方で、少しでも気になる音があるとガタ落ちになります。
そんな特性を抱えながら、隣の席のメンバーの出す音が気になっていました。
ドン、バタン、ガン!とかなり物の扱いが酷く、備品も壊す始末。
正直「うるさい!!!!もっと静かにして!!!」と叫びたくなるくらいでしたがグッと我慢。
こんな時代ですから、仮に「ねえ、ちょっとうるさいよ」と言おうものならパワハラ扱いです。
大人しく上司に相談し、やんわりと本人に伝えてもらいました。
やんわりと音に関しては一部気をつけてくれるようになりましが、それでも気になるときはイヤホンをするようになりました。
うちの会社ではイヤホンや耳栓の使用OKなので、これで物理的にシャットアウトします。
それでも聞こえるときは聞こえるのですが笑(どんだけでかいんだ)
とにかく1人で感情的にならず、「ちょっと困ってます」と上司や信頼できる社員に相談して対処してもらうことが大切です。
明確な評価制度はあったのか
今の会社では、階級ごとに給与額が決まっていました。社員であれば誰でも確認できます。
RPGで言うと、レベルが上がる毎に給与額が増える形ですね。
ただし、「〇〇をしたら○万円アップ」のような具体的な条件の記載はなく、不透明でした。
評価制度とは別視点になりますが、特定の資格取得をしたら手当として毎月の給与額が増える制度もありました。
正社員でも契約社員でも、健常者でも障害者でも等しく評価される会社なのか、これがポイントになってきそうです。
記事のまとめ
記事をまとめます。
事実、約1年勤めた会社で年収が30万円アップした。
アップした理由
つきつめると、以下の2点
・任される仕事を他の社員の5倍の速さで処理した
・自分から手を挙げ、新しい仕事を取りに行った
つまり、「会社からこの人役に立つな」と思ってもらえるような行動をした、ということです。
注意点として、そもそも会社が「障害者雇用」をどんな視点で見ているかも重要。
【危険】
障害者雇用=法定雇用率の達成だけを目的にしている
→簡単なルーチンワークや軽作業メインで、給与額は低い傾向。障害特性の配慮も薄い可能性が高い。
【良い】
障害雇用=法定雇用率の達成が目的だが、評価制度があり、給与アップや正社員を目指せる環境
→業務の土台は軽作業であることか多いが、積極的に動くことで開かれる道がある
「うちの会社、もう給与上がらないかも、、」と思ったら
転職を視野に入れてみるのも手かもしれません。
会社の制度や文化、自身のモチベーションとのギャップはなかなか変えられるものではありません。
「いやいや、働きながら転職活動なんて無理」
「今すぐ辞めたい訳じゃないから」
と思っている方にこそ、転職活動をしてほしいんです。
・転職活動自体はノーリスク
・会社に所属していることで、「はやく転職しないと家賃払えない」のように焦らずにじっくり求人を見れる
・「今の会社の給与とか雰囲気って普通なの?」といった相場感がわかる
私は過去4回、障害者雇用で転職をしましたが、うち2回は転職サイトを活用しました。
転職サイトでも、エージェントサービスと言って自分の代わりに求人を探してきてくれるサービスをフル活用しました。様々な転職サイトがありますが、中でもdodaチャレンジが丁寧と感じ、面接までこぎつけた数もぶっちぎりでした。
求職者一人ひとりに担当者がつくイメージです。
「職務経歴書の作り方がわからない」
「また転職に失敗したらどうしよう」
そんな転職活動でつきまとう不安に、プロの目線からアドバイスがもらえるのが良いところ。
加えて無料で利用できるのも嬉しい。
様々な求人を目にすることになるので、その数も膨大。
大切なのは、転職によって何を叶えたいのか、どんな職場環境なら頑張れそうか、を言語化すること。
私の場合、初めての障害者雇用では
①給与額
②障害特性の配慮が十分に受けられるか
③無理なく通勤できるか
以上の3本柱を重要と考え、応募と面接を繰り返しました。
「何が大事かなんてわからないよ」
といった方も、エージェントに相談してみてください。
うまく自分が何を求めているのか、きっと引き出してくれるはずです。
どうか、あなたにも良いご縁がありますように。
一緒にがんばりましょう。



コメント