こんにちは。まこるごです。
私は現在、障害者枠で働いています。
診断名は「ASD」、障害者枠としてはもう5年以上も勤務してきました。
手帳を取る前の方がキャリアは長いです。
が、障害特性から物覚えが悪かったり、マルチタスクが苦手だったりと、
周囲の社員の方に比べて「なんでこんなこともできないの?」と思われていました。
というか、そんなニュアンスのこともたくさん言われてきました。
今回、自分が発達障害かもしれない・・・と不安になったりどうしたらいいの?
とモヤモヤしている方に向けて記事を書きます。
主に社会人として働いている人に向けた記事になります。
何も心配はいりません。
案外、世の中には発達障害の方はいるもんです。
診断を受けた方、手帳を持っている方はもちろんのこと、
インターネットで診断を受けただけの人、
そもそも自覚はなさそうだけど、なんとなくそんな感じがする人もいませんか?
私も含め、多くの方が周りと自分を比べてしまい、
必要以上に自分を追い込んでしまうパターンもあります。
そんな方が一人でも減ればいいなと思います。
それでは最後までお付き合いください。
発達障害に気づいたきっかけ
私自身も、仕事を通じて、身の回りの人と通じて「発達障害かもしれない」と思った一人です。
きっかけは上司のパワハラ。
ここで書くと怒りが込み上げてくるので(笑)あまり詳しく書きませんが、
とにかくしつこいくらいこちらの状況を把握したくなるタイプの上司でした。
デリカシーもなく、収入まで聞いてくるそんな上司。
耐えかねて退職を決意したその頃、
親しい方から「もしかしたら発達障害かも?」と聞かされ、インターネット診断を受けました。
結果は、発達障害の可能性が高いとでました。
その後、普通に就職すると同じ道を辿ることになるかもと思いました。
選んだ道は障害者手帳を取得し、障害者枠で働くこと。
必要な配慮を受けながら働こうと決めました。
その後は、
就労移行所に通い、手帳を取得し、転職活動を経て無事就職の流れをたどりました。
就労以降所についてわからないよ、という方ははatGPさんの記事を参考にしてみてください。
発達障害かもしれない。だけどどうしたらいいの?
この記事を読んでくださっている方の中の大半は、
「結局わたしはどうしたらいいの?」と不安を感じる方だと思います。
ここから先は、障害と仕事を混ぜてお話します。
まずは、障害について。
結論から言うと、最低限自分の障害特性(苦手・得意・できないこと)を把握する必要があります。
最初に言っておくと、発達障害は生まれつきのもので、治るものではありません。
ご自身の過去を振り返ってみてください。
幼いころ、忘れ物をよくしたり、落ち着きがなかったり、好き嫌いが激しかったり、
運動が苦手だったり、集団行動が苦手だったりしませんでしたか?
もしかしたら大人になった今でも思い当たることがあるかもしれません。
ちなみに私は今でも集団行動が苦手で、他人とペースを合わせることが苦痛です。
大人になってだんだんと良くなる方もいれば、強くなる方もいます。
いずれにしても「治らない」ということには変わりません。
※薬物療法で気持ちを落ち着かせる、という方法もあったりしますが・・
つまり、一生付き合っていかなくてはならないもの、と考えられます。
加えて、厄介なことに一人ひとり障害特性が違います。
Aさんは忘れ物はしないけど、Bさんはよく忘れ物をするということがよくあります。
また、場の空気を読める人もいれば、失言で周りの空気を壊してしまう方もいます。
悪気はないので、本人もなぜそうなってしまったのか理解できないことも。
いずれにしても、生きていく上で人と関わらないことは不可能です。
友人関係はもちろん、社会に出ればそれこそ様々な人と仕事をします。
そんなとき、例えば取引先の会社の方と障害が理由でトラブルになってしまったらどうでしょうか。
取引先の方はもちらん、あなた自身もダメージを受けます。
不要なダメージを受けないためにも、相手と自分を守るためにも「障害特性の理解」は重要です。
障害特性の理解の仕方
では、特性の理解はどうやって深めたら良いのでしょうか。
一番良いのは、身の回りの親しい人に自分のことを聞いてみる、ということ。
意外に自分のことは自分がよく分かっていません。
周囲の人の目から見た方が気づきがあるものです。
私は、自分では気づいてませんでしたが、
・予定が狂うと焦ってしまう
・すぐに疲れる
・失言が多い
などなど、親しい人に自分のことを聞いてみて気付かされた点が多くありました。
家族に聞いてみるのもありです。
幼い頃はどうだったか、今はどんなふうに見えているか、などなど。
会社の先輩や同僚などにも聞けたらなお良いです。
自分ひとりでもできることはあります。
今までの人生で辛かったこと、悲しかったこと、うまくいかなかったこと、
逆にこれは得意だと思ったことを書き出してみましょう。
ただし、途中で辛くなったりしたらすぐにやめましょう。
私も嫌な思い出は鮮明に覚えている方なので(忘れたい)、無理せずに。
就労移行所では、そんな自分自身と向き合うためにプログラムが組まれていることも多いです。
私もそこで自分自身を深掘りして理解を深められました。
通所する条件もあったりするので、気になる方は先ほどのatGPさんの記事を読んでみてください。
私は約1年通いました。
仕事の選び方は?
生活するにはお金が必要で、そのためにはほとんどの人が働いて収入を得ていると思います。
問題なく仕事ができれば結構なことですが、障害を持っている方にとっては「きつい!」と感じている方も多くいらっしゃるかと思います。
前々回のブログでもお話しましたが、大きく分けて2つの選択肢があります。
1つ目は、「障害であることを明かさずに働く」
2つ目は、「障害であることを明かして必要な配慮を受けて働く」
私は、体への影響を第一に考えて、「障害であることを明かして必要な配慮を受けて働く」ことをおすすめしました。
配慮を受けるには、自分自身のことを理解し、会社に理解してもらう必要があります。
だから自己理解が重要なんです。
障害であることを明かさずに働く、という選択肢をとった方もすごいです。尊敬します。
こちらの場合も自己理解が進んでいれば、さらに周囲の方とのコミュニケーションも向上し、
仕事がしやすくなることは間違いありません。
ここから先は、実際に「障害であることを明かして必要な配慮を受けて働く」こと、
(以下、クローズで働く)についてスポットを当てます。
転職エージェントを利用しよう
結論から言います。
転職エージェントを利用して就職活動をしましょう。
これにはいくつか理由があります。
ざっとあげてました。
経験があるかたはご存知かと思いますが、思った以上に就職活動は精神が削られます。
求人検索から入社まで山あり谷あり。
一人で戦うには厳しい戦場です。
だからこそ、盾となり矛となる転職エージェントが頼りになります。
基本的な流れは、
①転職エージェントサイトで登録
②担当するエージェントと面談の日程を決める
③オンラインや電話などで面談
④求人のオファーや検索で応募
⑤書類選考を通ったらエージェントと応募先との面談日を決める
⑥応募先企業と面接
⑦採用、入社
と、ざっくりこんな形で行われます。
私も知らない人と話すのがかなり苦手ですが、
やわらかい雰囲気のエージェントさんが多いので、あまり緊張せず、
リラックスして臨んでください。
なんでも相談できるところもポイントです。
私が使っていた転職エージェントさんも紹介しておきます。
おすすめは「DODAチャレンジ」さん。
過去2回ここを経由して就職しています。
求人数も多く、相談にも乗ってもらいやすいです。
atGPさんは、割と年収が高めの求人が多く、なにかしらスキルがあれば有利かなと感じました。
何件か面接まで至ったことがありましたが、あまりオファーはいただけませんでした。
DIエージェントさんも同じ感じです。
あくまで個人的な意見なので、まずは登録してみることをおすすめします。
たまにハローワーク経由で就職していく方もいますが、私はおすすめしません。
なぜなら、無料で掲載できるためにブラック企業求人が潜んでいる可能性があるからです。
どうしても低収入になってしまいがちな市場なので本当に気をつけたいところです。
さいごに
かけあしで、発達障害について、主に仕事について書いてきました。
自己理解が何より大切です。
仕事でもプライベートでも特性の理解がより良い人間関係を生みます。
私もまだまだ自分について勉強中です!
一緒にゆるくでもいいから頑張っていきましょう。
それでは良い1日を。
最後まで読んでくださったあなたにハッピーが訪れますように。
20240809 まこるご
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