「嫌われる勇気」にはトラウマは存在しないってよ

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まこるごです。
この間近所の図書館へ行った時に見つけてしまいました。
かの有名な名著「嫌われる勇気」を。

あちらこちらで噂を耳にしていて、いつか読みたいなと思っていました。
すぐ借りましたよ。
なんなら続編の「幸せになる勇気」を今読んでるとこです。
これまた気になるタイトルですこと。

今回は、月に4,5冊本を読むまこるごが「嫌われる勇気」で気になった「トラウマは存在しない」ことについて書いていきます。

読んでみたどうだったのよ

良かったよ、読んだ方がいいよ(クソみたいな感想)

前置きとして、
誰の本かというと、アドラーという心理学者が提唱した心理学がベースになっている本です。
登場人物は、「哲人」と「青年」の二人だけが登場します。

アドラー心理学を学び、日常に取り入れている哲人を、青年が訪れることで物語はスタートします。

青年は多くの悩みを哲人にぶつけます。
人の目が気になったり、自分に自信がなかったり、過去のトラウマがあることを哲人に話します。

哲人はそれに対し、アドラー心理学に当てはめて「それはこうですね」と答えるのですが、、、
これが一般的な答えではないんですね。
当然、青年は怒ったり、喚いたり、反論を繰り返し、、、といった言葉のやりとりのみで文書が綴られています。

この言葉のキャッチボール形式が、本を読み慣れていない方も読みやすいんじゃないかなあと思います。
また、かなり特殊な考え方を哲人が話します。
そのため、「いや、それはないやろ」と心の中で自然にツッコミが入ってしまいます。
青年も「それはおかしいやろ意味わからん」とツッコミ?を入れるので、結果的にアドラー的な考えが頭に残ります。

今、生きていることに不安や迷いがある方は、読んでみると何か見えてくるものがあるかもしれません。

トラウマは存在しない

本の中で特に気になった「トラウマは存在しない」という言葉。
私も「え?どういうこと?」と思いました。

哲人は、トラウマは存在せず、あるのは「目的」だけと話します。

例えば、ある過去のトラウマで家から出られず引きこもりの人がいるとする。
通常の考え方では、この「トラウマ」のせいで外に出られずに引きこもっている、と考えますよね。

アドラー的な考えではこのトラウマを断固として否定しています。
ではどういうことかというと、「外に出ない目的のために過去の出来事をひっぱりだしてきている」というのです。
これを目的論を提唱していました。

引きこもりを続けることで、家族に注目してもらえる、しいては「特別な存在」でいられる。
一旦外に出てしまえば、その他大勢の一人としてカウントされ、「特別な存在」ではなくなってしまう。

消化に時間がかかりそうな考え方です。

肩がぶつかって怒鳴る人の心理は・・・

「目的論」と聞いてふと思ったこと。
それは肩がぶつかって怒鳴ったり舌打ちしたりする人の心理です。

どういうことか。
肩がぶつかったならお互いに謝れば済む話なのに、わざわざ怒りを態度で示す。

肩がぶつかる→怒りが湧く→怒鳴る

この構造になります。

でも、目的論で言えば、
「怒り」を利用して他者にマウントを取りたい、優位に立ちたい。
そんな目的があるのでは?と思ったんです。

つまり、順番で言えば、
他者にマウントを取りたい→肩を”ぶつける”→怒りを持ち出す→怒鳴る

この構図になるのかなと思いました。
そうなれば話は早い。

相手は「他者にマウントを取る」という目的だったのですから、
心の中で「ああ、この人はこうすることでしか存在を証明できない哀れな赤ちゃんなんだな」と白い目で見てやればいい。

もちろん、例外もあります。
偶然肩がぶつかってしまうこともあるでしょう。
その時は素直にお互い謝ればいいんです。

おわりに

アドラー心理学、とても興味が湧きます。
ただ本を読むだけでなく、自身の生活にも当てはめてみたいです。

自分が生きやすくなるよう、あなたもぜひ読んでみてください。

それではまた次の記事でお会いしましょう。
20240913 まこるご



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