人生少数派でいこう。まこるごです。
本日は、苦手は克服してはいけない。
克服した先に待っているのは「普通」の能力だけ。という話をしたいと思います。
今、あなたは苦手を克服しようとしていませんか？
人付き合いが苦手、数字が苦手、読書が苦手、料理が苦手、色々な苦手があると思います。
もしかしたらそれを克服しようとしているかもしれませんね。
素晴らしいことです。
苦手を克服して、それができるようになる。
頑張って時間を使ってできるようになれば、達成感と同時に自己肯定感もアップするでしょう。
しかしながら私は言いたい。
苦手なことを伸ばしたその先に待っているのは、ただの「普通の能力」です。
例えば片付けが苦手な人が頑張って片付ける能力を手に入れたとしましょう。
部屋をめちゃくちゃにしていた状態がスッキリする。素晴らしいことです。
だけど、苦手だということはマイナスのスタートな訳ですよ。
レベル１０がマックスだとして、ものすごく頑張って片付けスキルを身につけても、
せいぜい４くらいが限度でしょう。
一方、あまり努力をしなくても、片付けが得意な人がいます。
普段から物を出しっぱにせず、綺麗を心がけている人。
そんな人が真剣に片付けスキルを磨いたらどうでしょう。
スタートの時点で、レベル４。そこからレベル８は到達できると思いませんか？
わかりやすくポケモンで例えてみる
ポケモンに例えても良いかもしれません。
ご存知ない方は申し訳ありませんが、
例えば、カビゴンは素早さはないですが、防御力はあります。
一方ゲンガーは防御力はありませんが、攻撃力は非常に高い。
あなたならどう育てますか？
カビゴンの素早さを伸ばしますか？
ゲンガーの防御力を伸ばしますか？
違いますよね。
防御力が高いのであれば、防御力を鍛えたほうが良いでしょう。
攻撃力が高いのであれば、アタッカーにした方が良いでしょう。
こちらのカビゴンに対して、カイリキーを繰り出してきたらどうでしょう。
爆裂パンチをしてくるかもしれません。タイプ的には相性最悪です。
ここは、素直にゲンガーに交代すればいいんです。
格闘技は全く効きません。
サイコキネシスで反撃しましょう。
人間も同じだと思いませんか？
元々他人よりも高い能力、好きというエネルギー、興味関心のある分野。
苦手を克服するよりも、自分の得意や好きを活かしましょう。
そこに元々のセンスや好きエネルギーが加われば、あとはいくところまでいくはずです。
そして苦手なものは、誰かにやってもらいましょう。
その代わりその人の苦手が得意なあなたがやればいいんです。
私は発達障害を持っています。
「普通の人」とは違い、できる事、できない事のギャップが多いです。
空気を読む事が苦手で、曖昧な表現や指示が苦手です。
ひとつの物事に結論を出すということに時間がかかってしまいます。
私の妻はここの分野が強く、空気を読むのがうまいです。
目立った主張はしないけれど、自分が不利になるような立場にもならない。
かなりのバランス感覚だなと関心しています。
ただ、苦手にも工夫をしなければならないシーンもあります。
そこで、きちっと納期を確認できるようになりましたし、
ふわっとしたルールを明確に定め、問い合わせを減らしました。
その場の思いつきで発言せず、一度自分の中で噛み砕いてから結論を出せるようになりました。
一方、集中力と片付けのスキルは人一倍ある自信はあります。
スイッチが入ると周りの音が聞こえなくなるほど作業に集中できます。
片付けも同じ。
散らかっている部屋で、手当たり次第に片付けていくのではなく、
ゴミ、服、生活用品、家電、食器、のようにある程度カテゴリーが似ているものを
それぞれ一箇所に集めます。そこから不要な物、役割が重複しているもの、というふうに
片付けをします。
そうした方が、例えば同じような服があったときにさっと捨てられますし、
あとから「やあ！」といって服の残党と出会うこともありません。
正解は本当にひとつだけか
私は学校での教育が尾を引いていると感じています。
詰め込み型の暗記型教育で、教科書を丸覚えさえすればテストで高得点が取れてしまい、
そこに創意工夫は生まれないと思うんです。
「１＋１は？」というという問いに対しての回答は「２」以外の回答は存在しません。
３でも４でもありません。
一方、「？？？？？＋１＝２」という問いであればどうでしょうか。
途端に答えはひとつではなくなります。
１＋１はもちろん正解、他にも答えは無数にあります。
無数の答えの中から、自分だけの答えを出す。
数学だけではなく、人生も同じように決める必要があるでしょう。
そのとき、あれもこれもと選択ばかりしていては、何も得られないかもしれません。
地位も名誉も仲間も家族も時間も趣味も。。。。。
全てを手にいれることができるでしょうか。
というか、それ全部必要ですか？
地位が必要ですか？そう思わされているだけではないですか？
名誉は必要ですか？そう思わされているだけではないですか？
自分にとって何か必要なのか。
自分にとって何が不要なのか。
自分にとって何が心地良いのか。
自分にとって何が居心地悪いのか。
何をやりたいと思うのか。何をやるのか。
何をやりたくないと思うのか。何をやらないのか。
他人の考えや、人の人生を生きていませんか。
いまやいつでもどこでもインスタやTikTokで「他人の人生」が無限に再生される時代です。
中には高級車を乗り回し、ブランド品で身を固め、「わたし、こんなにも人生充実してます！」
という投稿もよく見ますよね。
羨ましいと思いますか？
私は全く羨ましいと思いません。
いや、ちょっぴり嘘つきました。少しだけ羨ましいです。
だけど、同時に疑問にも思います。
そんな投稿を繰り返し、他人のいいねを貰うことに何の価値や意味がありますか？
それで心は満たされますか？
本当に「人生充実してます！」と心から思って投稿しているんでしょうか。
いや、それただ羨ましいだけじゃん、と言われればそれまでですが。
心の穴を他人の承認で埋めたいという気持ちがあるように思えるのです。
不格好でも１点突破する
話を元に戻します。
話したとおり、私には苦手なことがたくさんあります。
一方で得意なこともある。
苦手を超えて、その行為自体が苦痛で仕方ないこともあります。
例えば、満員電車。あまり穏やかな気持ちで乗車するサラリーマンはいないでしょう。
だからこそ感じる殺気と、ここは私のテリトリーです争いと、何よりも匂いがきつい！！
特に夏場、鼻をそぎ落としたいくらい臭くて我慢なりません。
あとは、音。興味のない会話が大声で永遠に繰り返される環境。
静かに叩けばいいものを、ターンッ！！！と無駄にエンターが強いおっさん。
電子レンジの扉をバン！！！！と締めるアホもいるし、
持論を永遠とベラベラじゃべり、僕仕事できますアピールマン。もう少し小さい声で、な？
そんな環境から逃げたくて、完全在宅の求人を探し出して応募しました。
内定も出てもうほんとうによかったと思っています。
本業では、生活するだけの資金を稼ぎつつ、
プライベートでは自分の好きなことや興味のあること”だけ”をしようと決めました。
巷ではビットコインで億り人や、テクニックに頼った副業◯選！のような動画や記事で溢れていますが、短期的には稼ぐことができたとしも、好きでもないことは長期的には続かないと感じたからです。
何よりも続けることが大切だと思うんです。
もう楽しくて仕方ない。はやくやりたい、時間を忘れるくらいに作業に没頭できるもの。
発達障害はハマると本当に本領を発揮します。
かつて私はスノーボードにはまっていた時期がありました。
土曜日になれば、朝の８時から夜の８時までろくに休みもせずに滑り続けました。
それも一人で。友達と行くなんて邪道ですよ（本当は少し寂しい）
本当に時間を忘れるくらい楽しかった。
運動神経がない私にとって努力して努力してやっと滑れるようになったスポーツだったから余計に。
きっと私は一般社会からみれば不適合者です。
異物です。和を乱す不協和音です。
上等じゃないか。
やってやる！
苦手をすてて、好きを極めた人間がたどり着く先の光景を見せつけてやる！
見てろよ。
今までさんざん好き放題言ってきたそこのお前！
絶対に自分の思い描く理想に辿り着いてやる！
少数派の意地、見せてやろうじゃないか。
この記事を見にきてくださったあなた。
あなたにも思い描く理想があるはず。
人生は短い。だけど嫌なことで埋めて生きていけるほど短くはない。
あたらめて考えてみませんか。
どんな未来にしたいのか、どんなことで生きていきたいのか。
やりたいことがわからなくても、やりたいことが変化しても恐れず。大丈夫。
年齢や環境によってそれは四季のように移り変わるもの。
やりたくないことを「やらない」と決めて、実行しましょう。
やりたくないことは案外ずっと変わらないものです。
今日、ここから、この瞬間から思い描いた未来へ。
好きと得意が満ちた未来へ。
一緒に歩き始めましょう。
まこるご
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